大きなアタリの後に・・・

先日、雨が降っていた日に、昼3時頃から雨が上がったので、久しぶりに坂出にチヌ釣りに行って来ました。
前回の釣りから今までの間、記事が書けなかったのは、またもや蕁麻疹がでたためで、2、3週間程週末は家でおとなしくしていたためです。
当日の潮は大潮で、満潮が夜の9時半頃、しかも雨上がりで海が茶色く濁っていたため『本当にチヌがつれるかも』という頭の中はそのイメージでいっぱいになりました。
エサはいつものごとく青虫で行い、ハリスは1.7号を使用、いざ第一投目を落としました。
今までの経験では、今回のように海が茶色く濁っているときは、チヌの警戒心も解け、一投目からガツンとくる場合が多々あったので、今回もそれを警戒し、竿を持っている手はいつアタリが来ても良いように力を入れていました。
しかし、その期待とは裏腹に30分、1時間経っても全然アタリがありませんでした。その時、ふと以前某テレビ番組で四万十川に生息する生き物たちの番組をやっていたのを思い出し、潮の満ち引きによって海水と淡水が交わるところについては、完全には交わらなくて上下二層になって下側は海の魚、上側は淡水魚が泳いでいたのを思い出しました。
そこで、仕掛けを底まで落とし、探っているとガツンというアタリがありあわせました。釣り上げてみると、約20㎝のガシラでした。その後は、メバルを2匹上げましたが、歩き疲れたので休憩するために、針にエサをつけ、海の中(中層ぐらいに)に落として、竿を車止めの所に立てかけていました。
5分ぐらい休憩した後、置いてある竿を持った瞬間、今までにない『ゴツン』というアタリがあり、あわせてビューとリールの糸はどんどん沖へ出ていきました。慌ててリールの回転を止めようとしてもなかなか止まらず、無理に止めようとしたらハリスを切ってしまうので止まるまで待っていました。数秒後、やっと止まり、そこから魚とやり取りが始まりました。だいたい3分ぐらい経った時、目印で付けてあるホタルが見え、ゆっくりとリールを巻いていたところ、急に魚が跳ね上がり、その瞬間、ハリスがプツン。数秒間呆然としていました。
暗くてよく見えませんでしたが、あの引きから考えると逃がしたのは70〜80㎝ぐらいのスズキだったと思います。
その晩もとても悔しかったですが、次回以降、このようなアタリがあれば、もう少し魚とやり取りをし、魚を弱らせた後、確実に取り込もうと思いました。